2011年10月01日
座右の銘 2座右
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、
急ぐべからず。
不自由を常と思へば不足なく心に望みおこらば
困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基。
怒りは敵と思へ。
勝つことばかりを知って負くることを知らざれば害その身に至る。
おのれを責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるより優れり。
徳川家康
これは知っている言葉でしたが、あらためて目にすると
「う~ん、確かに」と納得できる文章ですね。
私的なポイントとしては、
「不自由を常と思へば不足なく、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。」
のところでしょうか。
その昔、仮面ライダーベルデはこんなことを言ってました・・・
「人間はみんなライダーなんだよ!」
人間誰しも「欲」というものに動かされて生きている気がします。
ベルデの言った事は真実なのでしょう。
しかし、家康公はその「欲」に任せるままになってはならないと言っている気がします。
別の日にちゃんと書きますが、
人間が人間として生きなかったというぐらい、恥ずかしいことはない。
という言葉があります。
人間が人間として~と言ってますが、これは「欲望に忠実」に生きろと言うことでしょうか?
もしかしたらその通りだと思う人もいるかもしれません。でも、私は違うと思います。
欲望の通り生きるのなら、人間でなくとも(動物に失礼かも知れませんが)良いのではないでしょうか?
欲望を制御できるから、人間なんでは無いでしょうか?
隣の芝生や、他人の持ち物を欲しがるのではなく
自分が持っているもので人生を楽しむ、もしくは人生を歩んでいくことが一番大事なんだということを
家康公は言いたかったのではないでしょうか。
今、自分に出来ることを精一杯やる。
人間出来ることしか出来ないし、持ってないものは持ってないのですから。
Posted by メタルゴ at 01:20│Comments(0)
│ことわざ