たまりば

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人生とは質の問題であって量の問題ではないのだ、友よ。

2007年11月24日

昔の人は言いました

正確には、ことわざではありません。

むかーし、むかしの言い伝えです。

時は風雲急を告げる戦国時代。

甲斐の国に武田信玄と言う武将がおりました。

武田信玄といえば、当時の戦国最部隊「武田騎馬隊」があまりにも有名です。
しかし信玄公自身の外交能力や、内政の充実に努める民政家な面ももっと取り上げられてもよいかと思います。

さて、今回の記事でお伝えしたいのは、信玄公の残した名句に

「人は城、人は石垣」

と、言うのがあります。
彼はこの言葉の通り、生涯において城らしい城を持たなかったそうです。
実際に自分がこの言葉の意味を聞いた訳ではありませんが、何となく言いたいことは理解できます。

皆さんもできますよね?


信玄公の言いたい事。それは城や石垣よりも、人そのもの・配下の武将であり領土の農民の事をさしていたのではないでしょうか?

信玄公が存命中は、天下に最も近いと言われていた甲斐の国ですが、彼が病没し、次期当主に武田勝頼がついてからこの国も磐石では無くなりました。
勝頼は信玄公へのライバル心(で良いのかな?)からか、無茶な政策を次々と施策します。開戦前より不利と言われていた有名な「長篠の戦い」は彼と武田家の運命を決めたと言って過言ではないでしょう。


孫子の兵法と言うものをご存知でしょうか?
この中に
「勝つ可(べ)からざる者は守りなり、勝つ可(べ)き者は攻なり。」
と言うのがあります。
要するに
「誰にも打ち勝つ事のできない堅固な守備は自軍の努力で作り上げることができるが、誰にも勝てる攻撃は敵の動きに左右されると言う、不確定性が存在しているからである。」
こんな感じでしょうか?


まぁ、とにかく何が言いたいかって言うと

いつの時代でも
国家だろうが一会社だろうが、何をおいても一番大事なのは、「人」ってことなんだと思います。


大事なのは、「人」。
そして負けない戦をすること。

上兵は謀(はかりごと)を伐つ(うつ)。とも言います。


城であるのか、石垣なのかは自分では分かりませんが
無茶な戦いは出来るだけ止めて欲しいものです。








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    Posted by メタルゴ at 01:10│Comments(2)ことわざ
    この記事へのコメント
    「人は城〜」
    僕もこの言葉、好きです。
    後ろに
    「情けは味方、仇は敵なり」と続くんですよね。
    Posted by こぐま at 2007年11月26日 00:00
    こぐまさんこんばんわ♪
    いい言葉ですよね。
    ここ何年かで人の大切さの理解が深まった気がするんですよ。
    それにしても、こぐまさんは物知りですねぇ。
    ( ´・∀・`)
    Posted by メタルゴ at 2007年11月26日 01:28
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