たまりば

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人生とは質の問題であって量の問題ではないのだ、友よ。

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Posted by たまりば運営事務局 at

2007年06月26日

お馬さん

最近スロネタばっかりだなと思い、たまには違うことでも書こうかと。

久しぶりに部屋の本棚を物色すると、珍しい本が出てきました。(珍しくもないか?)

「サラブレッド101頭の死に方」

 競馬が好きな人(ギャンブルとしてだけだと違うかも)なら、好きな馬の1頭や2頭いるはずでしょう。
血統とか勉強していくうちに、種牡馬や繁殖牝馬の現役時代に興味を持ったり、戦歴で興奮したり。ただレースを予想するより何倍も楽しかったりします。競馬ファン暦が長い人は、話題の種牡馬のレースを全部知ってるとかね。 
 昔競馬にハマッていた時、自分のオヤジとか友達のオヤジさんに薀蓄をたれてレースとか血統の話をすると、「シンザンのレースも観たことないくせに」 とか、言われたのを覚えてます。

 レースの予想も好きですが(当たると嬉しいですよね)、だんだんとお馬さん自体に興味を持つようになりました。そんでその頃本屋で見つけた本がこの本です。

どうしても古い馬名が多いですが、そうそうたるメンバーです。(実際は現役で観てない馬がほとんど)

例を挙げると
キーストン、セイユウ、タケシバオー、テンポイント、タケホープ、サクラスターオー、トキノミノル、サンエイサンキュー、 などなど。
私もいい年ですが、上に挙げた中で実際にレースを(テレビですけど)観た事があるのは、サンエイサンキューだけです。 他は凄く有名ですが昔の馬すぎたりしててわかりません。

でもね、この本の記事を見ると目頭が熱くなる自分がいるんですよ。 特に熱いのは 「キーストン」。いつ読んでもグッと来ますね。

 物語としてコレほど劇的な幕切れは無いと断言できる 「キーストン」 の最後。
あたかも映画のラストシーンような最後だったのです。(実際観たこと無いですが)

・・・キーストンは前のめりに崩れ落ち、山本騎手ももんどりを打って投げ出された。キーストンは折れた前足を何度も振っていた。残った3本の脚で、意識を失っている山本騎手に1歩1歩近づいていき、鼻先を騎手にすり寄せる。意識を取り戻した騎手は立ち上がれず、膝をついたまま両手をキーストンの方に差し出し、何度も首を撫でてやっている。騎手はようやく立ち上がりよろめきながら柵に向かうと、キーストンも3本の脚でついていこうとする。しかし、騎手と馬は引き離された。一方は看護所へ、他方は安楽死の処置をとるために馬運車に誘導された。 
 騎手はその後こうコメントしている。「あんなになついてくれる馬は2度と現れないと思う、こんなにつらい目にあうなら競馬をやめようかと思った。」  (´Д⊂グスン

どんな生物にも平等に訪れるものが、たった一つだけあります。 それは 「死」 です。 全ての生き物に限りある 「寿命」 というものがあります。二度と戻らない、永遠の別れです。

ダービーを逃げ勝った(切った) 「快速馬 キーストン」 ですら 「死」 という追跡者からは逃げ切ることが、かないませんでした。逃げ切れず最後に捕らえられてしまったのです。

「死」 は、いつ自分に訪れるかわかりません。 自分の寿命がどのくらいなのかも、誰にもわかりません。
せめて、生きてるうちに生きてる事の素晴らしさを理解したいと思います。が、死んでみないと解かりませんから、理解するのは難しいでしょうけど。
それでも、友達や親族が亡くなることで少しずつ命の大切さや、生きていることの素晴らしさを覚えていくんでしょうね。

珍しくまじめなネタですいません。
次回はまた、いつものテンションに戻りますんでよろしくどーぞ。



  


  • Posted by メタルゴ at 01:41Comments(0)その他