ニュータイプ
21世紀の現代では日常使われる言葉となりましたが、
常用漢字となるにはまだまだ先が長そうです。(日常使われねーし、そもそも漢字じゃねー。)
このブログを読んでしまっているような方々には説明不要かと思いますが
行数稼ぐのに少し書いておきます。
ワタクシめも初めは「ニュータイプ=超能力者」ってくくりで良いんだろうと思ってましたが
ガンダムが世に出てから少しずつその解釈が具体的になってきたようです。
富野由悠季氏は
「真のニュータイプの意味=誤解せずに他者の意思がわかる人」
こんな風にも語っています。
つまり言葉以外に、相手の仕草や表情からも情報を感じ取れる・・・、結果その後の行動が「予見」出来るって事ですかね。
ただし、ファーストガンダムでは物語が進むにつれ「アムロの勘の良さ」や「空間認識能力(かな?)」が余りにもズバ抜けていてシャアの「先読み能力」がかすんでいました。もっともシャアの場合「一流の棋士(碁や将棋など)が持ち得る、何手先まで考えるかのような予見性」でありニュータイプとは少し違うわけです。何というか、単に頭が良いって事かな?。いくつもの選択肢が出てきた中でそれぞれに対した戦略をすぐに考える事ができるって感じか?
対してニュータイプはもうなんて言うか、百発百中なんですよ。上では「勘の良さとか空間認識能力」とか言いましたけどアムロなんかは異常で予見って言うより「予知」になってましたもんね、こと戦闘に関しては。
ま、ゼータではニュータイプに対して「オールドタイプ」って言葉も出て来ました。残念ながらゼータでは「ニュータイプ=戦闘が強い」くらいにしか受け取れませんでしたけどね。カミーユだけは別か、死者と交流できてたし。恐るべし。
では語録へ移動しますか。
今回は第39話「ニュータイプ、シャリア・ブル」から。
「私には、閣下の深いお考えはわかりません。しかし、わかるように努力するつもりです。」 byシャリア・ブル
木星帰りの男、
シャリア・ブル
板ばさみの描写が泣けます。
木星帰りと言えば、もう一人いますね。言わずもがなの、
パプテマス・シロッコ。
爬虫類のような(偏見)冷酷な目を持つニュータイプ。カミーユやハマーンにも匹敵するその戦闘能力は最後の最後まで驚異的でしたね。
しかし、人の考えが解るって、そりゃ「サトリ」なんじゃねーのかと思ってしまいますけどあれは妖怪だから違うか。
現状を誤解無く理解できるってスゴイけど・・・、作り笑いとかも看破出来るのかな?
完全に相手のことがわかったら、喧嘩もないだろうし戦争も起きないんじゃないかな?(いや、逆に増えるか?)
ま、普通の神経してたら他人の考えが丸分かりな時点で、気が狂いそうですけど。
でも、ちょっとだけニュータイプの能力が欲しいと思うときってあるよね?