これが
カルミナブラーナ byカール・オルフ
ヘビメタのバンドで、
PRITTY MAIDS
ってバンドがあるんですが、彼らのベスト盤で
「BACK TO BACK」ってアルバムがあります。
彼らのアルバムはこのベスト盤しか持ってないのですが、多少メタルから遠ざかっていたときに聴いたとき、「あぁ、やっぱ俺ってヘビメタ好きなんだ・・・」と、
初心忘れるべからず、な精神を思わせてくれたアルバムです。
さて、2曲目にアルバムタイトルの、「BACK TO BACK」って曲が入ってるのですが、久しぶりに今日聴いたらやっぱカッコイイですね。
そんでこの曲には
SEと呼ばれる序曲みたいな短いインストがついてくるのです。最初は解らず聴いていたんですけど、ある日知り合いの家に行った時たまたまかけてくれた曲が、「カール・オルフ」って人の、「カルミナ・ブラーナ」って曲(アルバム?)だったのです。 どっかで聴いた音楽だと思いながら記憶をたどると、プリティメイズに辿り着いたというわけですな。
時は流れ、先日(って言っても3週間くらい前ですが)思い出したようにAmazonで検索し購入しました。
クラシックとかは良く解らないのですが、これのオープニング(って言うのか?)の仰々しさを忘れられなかったんですな。
大好きなバンドANGRAの名盤
「REBIRTH」にも1曲目にSEが入ってますが、仰々しさにはお互い通じるものがあります。
これらの曲はいわゆる様式美といわれる系統に属します。
また正統派ヘヴィメタルバンドのJUDAS PRIESTにも、
HELLION~ELECTRIC EYEといった、2曲で1曲みたいな曲は大抵、様式美と呼ばれますね。
クラシックには、精神を落ち着かせるような曲や叙情的なメロディーが多くありますが、この曲のイントロはそれらとは違います。
完全に戦闘前に士気を高ぶらせたりするのに使えるような、ドラマティックでかつ非常に攻撃的なものを備えています。
ヘヴィメタルも、多くは攻撃性を高め、テンションをあげて
ヘドバンしたりすることによって溜まったストレスを発散させるのに有効であります。
前述のBACK TO BACK には、イエロー・レインと言う名曲も収録されており、コチラも悲しみを感じさせる
静の前半 から、 ドラマティックな 動の後半へと切り替わるあたりは
ブラックサバスの名曲
HEVEN AND HELLを彷彿とさせてくれます。
これらの事象から、
ヘヴィメタルはクラシックの正統後継者であることが理解できます。
★★カール・オルフって人は 1895~1982 まで活躍していた作曲家です。もっと昔の人かと思ってましたが、意外と最近の方なんですね。
彼は自身の作品を、単なるオペラではなく童話オペラ(メルヘンオペラ)と呼んでいたらしい。
調べると、確かに昔話や神話などを題材にした曲が多いです。
カルミナ・ブラーナはカトゥーリ・カルミナ及びアフロディテの勝利と三部作をなすものとして「勝利」(Trionfi) と題されているとのことです。
ここまで知ってしまうと、他の作品も聴いてみたくなりますね。