座右の銘 2座右

メタルゴ

2011年10月01日 01:20


人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し、
急ぐべからず。
不自由を常と思へば不足なく心に望みおこらば
困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基。
怒りは敵と思へ。
勝つことばかりを知って負くることを知らざれば害その身に至る。
おのれを責めて人を責むるな。
及ばざるは過ぎたるより優れり。


徳川家康


これは知っている言葉でしたが、あらためて目にすると
「う~ん、確かに」と納得できる文章ですね。

私的なポイントとしては、
「不自由を常と思へば不足なく、心に望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。」
のところでしょうか。

その昔、仮面ライダーベルデはこんなことを言ってました・・・

「人間はみんなライダーなんだよ!」

人間誰しも「欲」というものに動かされて生きている気がします。
ベルデの言った事は真実なのでしょう。
しかし、家康公はその「欲」に任せるままになってはならないと言っている気がします。

別の日にちゃんと書きますが、
人間が人間として生きなかったというぐらい、恥ずかしいことはない。
という言葉があります。


人間が人間として~と言ってますが、これは「欲望に忠実」に生きろと言うことでしょうか?

もしかしたらその通りだと思う人もいるかもしれません。でも、私は違うと思います。

欲望の通り生きるのなら、人間でなくとも(動物に失礼かも知れませんが)良いのではないでしょうか?

欲望を制御できるから、人間なんでは無いでしょうか?


隣の芝生や、他人の持ち物を欲しがるのではなく

自分が持っているもので人生を楽しむ、もしくは人生を歩んでいくことが一番大事なんだということを

家康公は言いたかったのではないでしょうか。



今、自分に出来ることを精一杯やる。

人間出来ることしか出来ないし、持ってないものは持ってないのですから。










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